ヒューズ・高感。リレキ

ヒューズは適度に取り換えましょう。

集中について書きたい

 私は過集中を持っています。これが発揮されると三日ぐらい寝ないでゲームを作ってしまったりします。でも、そこまでの過集中はもうすっかりなくなって、一番直近でも三分ゲーコンテストのときに発揮されたきりです。

 過集中は良い面もいくつかありますが、ほとんどは悪い面なのであまり発揮しないほうが良いということを学びました。

 過集中はただずっと物事に執着出来るだけで、作業効率を考えれば、きちんと睡眠を取ったり身の回りを整えたりした方がいいです。また過集中が終ると一気に無気力になって何もしたくなくなります。この反動が大きく、学生のころならまだしも社会人でこれをやってしまうと、人に迷惑をかけるので良くありません。

 ただ軽い過集中状態を引き出すことは大切で、私は普段の集中力がないため、これを仕事のときにいかに引き出すかが、仕事が終るかどうかの全てを握っています。

 それに会社だと他人がいるのでいくら集中していても色んなことを差し込まれるので、そこまで酷い過集中にはなりません。せいぜいお昼ご飯を食べ忘れるとか、いつの間にか最後まで残っているとか、そのぐらいです。

 それで作ったマージンで普段のぼんやりした集中出来ない時間をカバーしています。だから集中を引き出す方法について分析出来れば、よりよい結果を残せるでしょう。

 私はノウハウをまとめたいのです。だから今は気付いたことをメモしています。まとまったら公開しようと思います。私と同じような人がいるかは分からないけれど、もしいるのならば少しでも助けになればいいと思います。

 集中出来ないことは辛いです。なにかしなきゃいけないことがあって、ちゃんとやるのは当たり前のことなのだけれど、それがどうしてもうまく出来ない私のような人間もいて、他人が当たり前に出来ることが出来ないのはなかなかどうして苦しいのです。その苦しさは疎外感も伴っていて、辛さを安易に共有出来ないっていう二重の辛さがあります。そういう人のために役に立つことを書きたいです。

 最近は過集中の度合いを自己分析出来るようになりました。私は集中すればするほど多動性が増すようです。一番集中しているときは、椅子の上であぐらを書きながら貧乏揺すりをしてブツブツつぶやいているときです。自宅でプログラミングをしていて、ノっているときは大体そんな感じです。なんか安易な漫画に出てきそうなハッカーみたいで恥ずかしいのですが、実際のところそうなのだから仕方がない。でも会社でそれをやるとドン引きされるので、せいぜいちょっとブツブツいうのと、考えるときに意味もなく立ち上がって席の周りをうろつく程度で我慢してます。私は社会人なのですよ。だから我慢しないといけないのです。

 ゲーム会社はそういう、ブツブツ言っている人はたまーにいるので寛容でありがたいです。給料安いけど。

 でも、私のような恵まれた環境ばかりでもないし、他人に会わせなければいけない職業についていて、私のような特性を持った人は本当に辛いと思います。

 私も接客業をやったことがありますが辛かったです。辛いというか接客出来るときと出来ないときの差が大き過ぎて上司にびっくりされていました。

 職業っていろんな巡り合わせで決まってしまうから、私は運良くある程度は自分のペースで進められる仕事に就けたけれど、まったくそうでない人もいて、私はその人の辛さを身に受けることは出来ないけれど、ただ近しい人からなるべく楽に生きられる世の中にしていきたいと思うので、小さいことだけれどなにかがしたいのです。